Butterflyのインストール方法

この記事では、気流解析を行うことのできるGrasshopperプラグインButterflyのインストール方法を紹介します。
こちらの記事は、Windows10、Rhinoceros6を使用した内容を記載しています。

Index

Butterflyとは

Butterflyは、OpenFOAMを計算エンジンとして、Rhinoceros・Grasshopper上で気流解析の行えるプラグインです。

屋外解析・室内解析・空調解析などを行うことができます。こちらのWebサイトでも紹介しているLadybug Toolsと同じ開発者のため、Ladybug Toolsとの親和性も高いです。

下に参考になるwebサイトのリンクを載せています。

Butterfly公式サイト https://www.ladybug.tools/butterfly.html
ツールの機能説明などが紹介されている公式サイト

GitHub-Butterfly https://github.com/ladybug-tools/butterfly/wiki
インストール方法、建物の気流解析・OpenFOAMに関する参考リンクなど
この記事も、こちらのリンクのインストール方法をベースにまとめています。

Butterfly Primer https://docs.ladybug.tools/butterfly-primer/
ButterflyのGrasshopperコンポーネントについての説明

Butterfly API https://www.ladybug.tools/butterfly/docs/
Pythonパッケージに関する説明

OpenFOAM ユーザーガイド https://www.openfoam.com/documentation/user-guide/
Butterflyの計算エンジンのOpenFOAMの公式説明書

OpenFOAM ユーザーガイドなど(和訳)http://www.opencae.or.jp/activity/committee/ducument_translation/
オープンCAE学会による上記のユーザーガイドなどの和訳

Butterflyのインストール方法

Butterflyは、少し前のバージョンまでは計算エンジンであるOpenFOAMのインストール・環境構築に手間がかかったのですが、blueCFD-CoreというWindowsでOpenFOAMをインストール、使用できるアプリケーションを使用するようになり、インストールが簡単になりました。

STEP
blueCFDのインストール

こちらのサイトより、blueCFDのインストーラーをダウンロードします。
blueCFD-Core 2017-2が最新版です。(2021年2月時点)

すでにインストールしている場合は、このSTEPはスキップします。

インストーラーをダブルクリックして、ポップアップの手順に沿って進めていきます。

インストールの際には管理者権限で行います。インストーラーを右クリックして、管理者として実行します。

STEP
blueCFDが正常にインストールできているか確認する

インストール後、blueCFD-Core terminal というショートカットがデスクトップに作成されるので、こちらを管理者として実行します。(ショートカットを右クリックして管理者として実行)

実行すると、ターミナル画面が立ち上がり、いくつか文字が表示されます。
その中に、”Environment is ready”という記載が出ていれば正常にインストールが完了しています。確認後、ターミナル画面を閉じます。

これでblueCFDに関するインストールは完了です。

STEP
ButterflyのGrasshopperプラグインのインストール

food4RhinoのBatterflyダウンロードページにて、インストーラーをダウンロードします。
(ダウンロード前に、food4Rhinoのアカウントをつくる必要があります。)

Butterfly 0.0.05が最新版です。(2021年2月時点)

ダウンロードしたzipファイルを右クリックして、下のプロパティを表示の上、セキュリティを外します。(下のイメージの赤囲み部にチェックを入れる)
その後、zipファイルを展開すると、フォルダ内にサンプルファイル、インストールファイルが入っています。

Rhinoceros、Grasshopperを起動して、フォルダ内のinstaller.ghを開きます。
中に入っているGrasshopperデータのBooleanトグルをTrueにすればインストール完了です。

正常にインストールできていると、GrasshopperのリボンにButterflyのコンポーネントが表示されます。
表示されない場合は、Rhinoceros、Grasshopperを再起動します。

以上でインストール完了です。

おわりに

こちらのButterflyを使うと、下のイメージのような気流解析が行うことができます。food4Rhinoからダウンロードしたファイルに、屋外解析・屋内解析・アトリウム解析などのサンプルファイルが含まれているので、そちらをベースに使っていくとわかりやすいです。今後、別の記事で使い方などをまとめていきたいと思います。

Share
  • URLをコピーしました!
Index